鶴見区の歯医者、鶴見豊岡こどもおとな歯科の院長の今井です。
舌小体短縮症ってきいたことありますか?
まず舌小帯ですが、舌の下についているひだみたいな部分です。舌の運動機能を調節し、舌を後ろに下がるのを防ぐ働きがあります。生まれたばかりの赤ちゃんは太く短いです。そして舌の先端までの伸びていますが、本来は成長とともに舌の後方に移動して細くなります。
舌小帯短縮症はその舌小帯が短く、舌の動きが制限される先天性の異常です。
欠点として低位舌になり、口呼吸しやすくなり口がポカンとあいてしまったり、そのために歯並びや顔つきにも影響が出てきます。発音もサ行、タ行、ラ行が鮮明に発音がむずかしい、英語の場合にはl,r,thの発音が曖昧になりやすいです。
当院ではまずはMFT(口腔周囲筋機能療法。簡単にいうと口周りの筋トレ)を行って、舌の動きを少しでも改善させます。ここで小帯が伸びて舌が動きやすくなる子もいます。
それでも舌小帯が強直すぐてMFTで改善が難しいおこさんのは舌小帯を切除することもあります。切除が必要な場合にはよりMFTが術前にしっかり行うことが大切です。また切除した後もMFTをしっかり行うことが創の瘢痕防止にも重要です。
舌小帯短縮症で悩んでいる保護者の方がいましたら、お気軽に当院へお越しください。
気軽の相談できる、そんな身近な歯医者でありたいです。