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3歳のむし歯になる原因は?

むしばになる原因は?

~3歳のお子さんをもつ保護者の方へ~

こんにちは。

横浜市鶴見の歯医者、鶴見豊岡こどもおとな歯科です。

3歳といえば・・・

お子さんの成長とともに「そろそろ歯医者に通ったほうがいいのかな?」と考え始める時期ではないでしょうか。特に3歳ごろは、乳歯がほぼ生えそろい、食事やおやつの習慣も定着してくる大切な時期です。この頃からむし歯ができてしまうお子さんも少なくありません。

「むし歯ってなぜできるの?」
「どうしたら予防できるの?」
「やっぱり定期的に歯医者さんに通ったほうがいいのかな?」

そんな疑問をもつ保護者の方に向けて、今回はむし歯の原因予防の大切さについて、わかりやすくお話しします。


◆ むし歯はどうしてできるの?

むし歯は単純に「甘いものを食べたから」だけでできるわけではありません。実は、いくつかの要因が重なってはじめてむし歯になります。その代表的な原因は次の4つです。

① 歯の質(歯の強さ)

乳歯は永久歯に比べてやわらかく、エナメル質が薄いのが特徴です。そのため酸に弱く、むし歯になりやすい性質があります。特に生えたばかりの歯は未成熟で、さらにリスクが高いのです。

② 虫歯菌(ミュータンス菌など)

口の中には誰でも細菌が住んでいます。その中で、砂糖を食べて酸を出し、歯を溶かす原因になるのが「虫歯菌」です。唾液を介して家族から感染することもあります。

③ 食べ物(特に砂糖)

お菓子やジュースなどの糖分は、虫歯菌のエサになります。砂糖が長く口の中にとどまるほど、酸が作られて歯が溶けやすくなります。食べる回数やだらだら食べも大きな要因です。

④ 時間(酸にさらされる時間)

歯は、酸にさらされる時間が長いほど溶けてしまいます。つまり「何を食べるか」よりも「どう食べるか」が重要です。だらだら食べをすると、歯が休む時間がなくなり、むし歯が進行してしまいます。

この4つがそろったとき、むし歯は進行していきます。逆に言えば、どれか1つでもコントロールできれば、むし歯は予防できるということです。


◆ 3歳の子どもがむし歯になりやすい理由

3歳という時期は、むし歯になりやすい条件がそろいやすいのです。

  • 乳歯が生えそろっていて、質がやわらかい

  • 自分で歯みがきが上手にできない

  • 甘いお菓子やジュースの習慣が始まる

  • 「おやつの時間」が増えて、だらだら食べをしやすい

  • 保護者の仕上げ磨きが甘くなりがち

そのため、「気づいたら奥歯の溝が黒くなっていた」「前歯の間が白く濁っている」ということが珍しくありません。


◆ むし歯になるとどうなる?

「乳歯はいずれ抜けるから大丈夫」と思っていませんか?実はそれは大きな誤解です。

  • 痛みや腫れで食事がしにくくなる

  • 夜眠れない → 成長や生活のリズムに影響

  • 永久歯の歯並びや噛み合わせに悪影響

  • 歯医者嫌いになってしまう

乳歯のむし歯は将来の口の健康にも影響します。だからこそ「小さいから大丈夫」ではなく「小さいからこそ予防が大切」なのです。


◆ 家でできるむし歯予防

ご家庭で取り組める予防法をまとめます。

  1. 仕上げ磨きを毎日続ける
     3歳では自分で完璧に磨くことはできません。夜寝る前は必ず保護者の仕上げ磨きを。

  2. おやつは時間と種類を決める
     チョコやキャラメルなど歯に残りやすいものより、果物やせんべいなど歯に残りにくいおやつがおすすめ。

  3. ジュースよりお茶や水を
     糖分の多い飲み物は虫歯のリスク大。普段の水分補給はお水かお茶に。

  4. フッ素の利用
     フッ素入りの歯磨き粉を使うと歯を強くできます。歯医者でのフッ素塗布も有効です。


◆ 歯医者に定期的に通うことの意味

家で予防していても、どうしても見落としや磨き残しはあります。そこで大切なのが歯医者さんでの定期検診です。

  • むし歯の早期発見・早期治療
     初期むし歯は痛みがなく、見逃しやすいですが、歯医者ならチェックできます。

  • プロのクリーニング
     家庭の歯みがきでは落とせない汚れを専用の器具で除去します。

  • フッ素塗布で歯を強く
     定期的なフッ素塗布は乳歯をむし歯から守る効果があります。

  • 正しい磨き方や生活習慣のアドバイス
     仕上げ磨きのコツやおやつの工夫など、家庭でできる対策を教えてもらえます。


◆ まとめ

むし歯は「歯の質」「虫歯菌」「食べ物」「時間」という4つの要因が重なってできる病気です。3歳の子どもは特にむし歯になりやすい条件がそろっています。

家庭での予防も大切ですが、それだけでは十分ではありません。だからこそ、定期的に歯医者さんに通ってプロの目でチェックしてもらうことが、むし歯ゼロにつながります。

「歯医者は痛くなってから行くところ」ではなく、「健康を守るために行くところ」。お子さんの未来の笑顔のために、ぜひ予防での通院を習慣にしてください。

上唇小帯ってなに?

「上唇小帯」ってなに?

みなさんは「上唇小帯(じょうしんしょうたい)」という言葉を耳にされたことはありますか?ちょっと聞き慣れないかもしれませんが、これは上唇の内側と歯ぐきの間をつないでいるすじ状の組織のこと。口を大きく開けて上唇をめくると、真ん中に細いひだが見えるはずです。

この「上唇小帯」は、実は口の機能や成長に深く関わる大切な部位です。今回は、3歳前後のお子さまの保護者の皆さまに向けて、「上唇小帯」の役割や気をつけてほしいポイントをわかりやすくご紹介します。

 上唇小帯の役割って?

上唇小帯の役割は、主に以下の通りです:

  • 上唇の動きを安定させる:表情をつくる動きや、話す・食べるといった口の運動に関わります。
  • 歯列や口腔の発育に影響する:歯の位置や噛み合わせ、上唇の動きが正しく機能するために重要です。
  • 口腔機能の形成をサポートする:発音や飲み込み、表情づくりに関わる筋肉の成長に影響します。

特に乳幼児期は、これらの機能が発達する大切な時期なので、上唇小帯の状態にも注目する必要があります。

 発達段階でよくあること

3歳ごろのお子さまでは、上唇小帯がやや太くて歯ぐきの高い位置までつながっていることがあります。これは珍しいことではなく、成長とともに自然と落ち着いてくるケースがほとんどです。

ただし、以下のような場合には注意が必要です:

  • 前歯のすき間が大きく空いている
  • 歯みがきのときに小帯が邪魔でうまく磨けない
  • 話し始めたばかりで発音が気になる
  • 食べるときに唇の動きがぎこちない
  • 小帯が傷つきやすく、出血することがある

これらの症状が見られた場合には、歯科医師によるチェックをおすすめします。

保護者の方へのアドバイス

上唇小帯は成長とともに変化します。過度に心配する必要はありませんが、お子さまの成長を見守るうえで、ちょっとした「気づき」が大切です。

ご家庭でできるチェックポイント:

  • 前歯のすき間の広さ
  • 食事中やおしゃべり中の唇の動き
  • 歯みがきのときに小帯が邪魔になっていないか
  • 小帯に赤みや出血がないか

気になることがあれば、遠慮なくご相談ください。当院では、お子さまの成長段階に合わせた丁寧なカウンセリングと診察を心がけています。

 上唇小帯の治療について

稀に、上唇小帯が強く張っていて、歯並びや発音などに悪影響を与える場合には、切除(小帯切除術)を行うこともあります。ただし、これは専門の判断が必要な処置です。すべてのお子さまに必要なわけではなく、慎重に診断します。

「切る」という言葉に驚かれるかもしれませんが、最近では局所麻酔やレーザーを使って短時間で痛みの少ない処置が可能になってきています。

まとめ

お子さまにとって、「上唇小帯」は口腔機能の成長において見逃せないポイントのひとつです。保護者の方が日々の中で少し意識することで、お子さまの健やかな発達をサポートできます。

わからないことがあれば、いつでも歯科医師にご相談ください。お子さまの健やかな笑顔づくりを一緒に応援しましょう

 

 

TEL:045-717-9886